2011年4月10日日曜日

私鉄沿線別所得ランキング 首位は江ノ電、東急も上位

 野村総合研究所は30日、三大都市園の主な私鉄沿線別の2008年世帯総所得ランキングを発表した。トップは観光地としても人気の鎌倉と藤沢を結ぶ神奈川県の江ノ島電鉄線で、1世帯当たりの平均年間所得は推計800万円だった。2位は関西屈指の高級住宅地沿線の阪急甲陽線(兵庫県西宮市)、3位は渋谷と吉祥寺を結ぶ京王井の頭線(東京都渋谷区?武蔵野市)が入り、ブランド力の強いエリアに富裕層が集まっていることを示した。

 調査は首都圏(東京、埼玉県、千葉、神奈川)と中京圏(愛知、三重、岐阜)、近畿圏(大阪、京都、奈良、和歌山、滋賀)の主な私鉄129路線(JR、地下鉄、モノレール除く)を対象に、野村総研が総務省の統計などを参考にまとめた。

 所得ランキングによると、4?6位を東急電鉄が占め、「給与などの所得水準の高い現役世代が多く、東急沿線のブランドが周辺物件の不動産相場を押し上げ、高所得者が集まってきている」(野村総研)とみられる。

 賃貸収入を除く、預貯金や貯蓄性保険などを合算した08年末時点の金融資産ランキングでは、トップは京王井の頭線で4576万円。秋葉原駅(東京都千代田区)とつくば駅(茨城県つくば市)を結ぶつくばエクスプレスが5位、次いで、東急目黒線、東急世田谷線など続いた。

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引用元:くろネコ RMT

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